2003-01-01から1年間の記事一覧

ネットを含め、周囲のいろいろな反応も

今回ばかりはずっと気になって、見られる限り見てきたけれど、現在の姿をもって、「さすがショーケン」と持ち上げられても、「がっかり」で片付けられても、どちらにしろどうにも歯がゆい気持ちが残る。彼は本当に、やってることも、それ以前に「人間」自体…

本日のうたばん出演で

AX以来、ショーケンに明け暮れした怒涛のウィークがひとまず終わる。本当にこのところ日記の話題もショーケンづくしで恐縮だけれど、どうか勘弁していただきたい。こんなに手放しで夢中になれる現役ロックアーティストなんて、他に何人もいないし、本当に本…

「はてなダイアリー」をざっと見渡してみても

変に情報感度の過敏な連中が、お互いの気を惹こうとして互いに同じような話題やキーワードに擦り寄り、そこでセコい世間に世界観が閉じちゃってるような様子があまりにも目に付いて、本当に寒々しい気持ちになることが多い。プライドばっかり高くて自信の無…

「SWITCH」別冊『ISSUE』菊池武夫特集

ショーケンと菊池武夫の対談を読む。2chのショーケンスレッドなどを覗いていても感じる事だけど、「サブカル」なんて言い方で細かくバラける以前の不良や、その話し振りには、何とも言えない色気があって本当に憧れる。誰も彼もがタガが外れている事にはじめ…

イッツ オンリー ロックンロール

昨夜は高円寺ショーボートへ、先日のショーケン復活前夜祭でDJをやっていただいたTAIZANさんhttp://www.pcsu.mfnet.ne.jp/~taizan/のバンドのLIVEを観に行った。 TAIZANさんは、アメリカンルーツミュージックやオールドロックのマニアであり、トラディショナ…

しかし、2chとか見てると

ネット世間には、物事の優劣や善悪を、四角四面に数値化したり割り切ったりしないと安心できないふうな、野暮なヤツが多いよね。一見、屈折やうがち見が横行する場所に見えて、存外に根本の部分で、優等生的な価値判断をしているヤツが多いのに驚く。 裏返せ…

今日もRのビデオ見て盛り上がった

AX以来、熱狂雷舞の余韻やら、ショーケンの体への一抹の不安やらで、今週は全く仕事が手につかないような状態だった。 いろんな人が知らせてくれる感想を総合すると、徐々に調子を上げて来てるみたいで、少しだけ胸をなで下ろしたりしてます。 レポ書いて下…

ここからは本当に、唯の与太として読み飛ばして欲しいんだが

確かに、今のショーケンは普通じゃないと思う。ただ老いたってことじゃ説明つかないところがある。表情や動きの固さはかなり不自然だし、ステージでのファッションも、不自然な体系を敢えて隠そうとするようなデザインに見えた。 クスリの後遺症とか、抗鬱剤…

復活祭イベントの時TAIZANさんとも話したのだけれど

オールドショーケンファンには不良っぽい人が多くて、最近のサブカル、オタク人種的な、相対的にいろいろなものを並べて距離を取った消費をするってところが、良くも悪くも希薄だった。「アンチヒーロー」っていうのが本当にメインストリームで、いちばんカ…

ヒートアップするフロアに励まされるように

声も動きもままならず、かっこつかない状態のままに、それでも必死に受け止めようと頑張るショーケン。感傷的な物言いが、どうにもショーケンに相応しくないんだけれども、あの体調、喉のコンディションで、あれだけ唄を安定させるのは、凄い集中力だと、正…

昨夜は遂に

歌う萩原健一を観ることが出来て、何はさておき感無量。 本当にたった1年前には、ショーケンがまたLIVEやるなんてことは、想像さえできなかった。これはほとんどのファンの共通認識だったはずだから。 そして同時に、こんなにお客さんが凄いライブははじめて…

便利に生きられない、こういう男もいるんだよ。

世間様からは、醜態にみえちゃうのも当然。仕方ないさ。 しょっぱい、いたたまれない気持ちも含めて、というか、そういうとこでこそ、俺達みたいな始末の悪いヤツラにとってショーケンは唯一無二の存在だったんじゃないか。 ていうかね、若い頃は『傷天』に…

さっき、ニュースステーシュンに生出演したショーケンを見ました。

クスリも含め、若い頃のヤンチャのダメージを、大きく引きずっているのかな、という感は否めなかったけれど、ヴィヴィッドに生を晒すことでそのまま時代のアイコンとなった人の栄光と悲惨を、今も背負い続けた(続ける)人のリアリティを、苦しさも込みで感…

昨夜も、「ガキ帝国ナイト」のフライヤーを置きに新宿、渋谷方面に。

移動中にパラパラと再読していた武田泰淳『目まいのする散歩』の中で、いま現在自分を取り巻く気分と風景を、一気に顕在化させるような一説に、不意打ちのようにぶつかる。 今日は、そのフレーズを覚え書きとして抜粋。 明治神宮の表参道は、今や、日本のシ…

と、思わずリキんでしまったけれども、

一方でこういう憧れもある。ちょっと引用長くなるんだが… 「たべものの恨みは恐ろしいぞお」と、女房は、誰かをおどかすようにいう。戦後、闇のお菓子を、闇市の屋台で売りさばいていたころ、取り締まりの警官にしばしば襲われた。菓子の中身をわって、小豆…

上村一夫に、『関東平野』という自伝的長編がある。今、現物が手元に無いので記憶が曖昧なんだけれども…

上村の分身である主人公金太は、終戦直後の小学生。銀子というオカマ少女の親友がいる(彼女が男であることは、学校では金太しか知らない)。 ある日の学級会で、登下校時の買い食いを禁止することが決まった。民主主義の世の中になったので、クラスのルール…

続・「民主主義」というよりも…(feat 上村一夫&武田泰淳 百合子

「民主主義」と聞いて、俺が思い出す話と言えば…

すっかりこちらでの告知が遅れてしまったけれど、

骸吉君もふれているように、線引き屋HPの方に、奈落君とのヤンキーロック特集校了記念対談をUPしました。 題して「横浜銀蝿と身分制度」。 なんのこっちゃい?ってタイトルだけど、図らずもお題の枠を大きく超えて、このところ我々が考えてることの中間総括的…

平成の梅崎春生(だと、かねてより確信する)、荻原魚雷さん初の著作集『借家と古本』が出ました。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5180/旧線引き屋HPに掲載された「文壇高円寺」と、『sumus』連載の作家論風エッセイを纏められたものです。 尾崎一雄、古山高麗雄、鮎川信夫、辻潤など、彼が深く愛し、また体質的にも響きあうところの多い作家達…

文壇高円寺、荻原魚雷氏が知らせてくれたおかげで、ヤフオクにて色川武大『御家庭映画館』をゲット! これでようやく色川名義の著作はコンプリートした。

「近頃でもヒューマンな感情を売り物にする映画はある。それがあまり泣けないのは、ひとつには、登場人物が愚かしくなくなって、生きるための一通りの知識や概念を身につけてしまっているからではないのか。世間一般のレベルがそこまであがってきているので…

久々に

m@stervision http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/index.html を読んでいたら、『シティ・オブ・ゴッド』がレビューされている。この作品、今のところ俺の今年の映画ベスト1最有力なのだが、氏の評価は星5つで満点の1つ。短いレビューだったので、こ…

件の中森コラムに触発され、

また『天ない』世代の同居人の影響もあって、矢沢あい『NANA』 http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/7712/ を最新刊まで通読。いやあ、面白い! 久しぶりに俄然盛り上がっています。俺は、すでに自分の「色」や属性を決めてしまっている人の言葉や物語より…

ここにきて夏らしい(!?)日差しの快晴が続いているので、

昨日は中野方面を散歩。 ブロードウェイをひとめぐりした後、東急ストア一階に出来たあおい書店へ。フロア面積にものを言わせ、雑誌のBNなども充実していて楽しい。あっという間に時間が経つ。「考える人」の坪内祐三氏の連載、ずっと読みたかった田中小実昌…

本当に遅れ馳せながらだけど、DVDの発売に合わせてようやく観た。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-8466166-7955438マイケル・ムーアって人の根性と、タフなバイタリティには本当に感服。 こうした、ジャーナリストタイプの人(特にアメリカの)によく見られる傾向だけど、彼も根本のところで性…

「白線流し 二十五歳」を見た。

http://www.fujitv.co.jp/hakusen/index2.html 90年代中盤以降の「北の国から」にも顕著な傾向だったけれど、夢やロマン、あるいは、かつてあった確かなもの、美しいものの側から現在を照射する、という感じが消えて、現実を受け入れながらなんとか生きて行…

ちくま文庫から『色川武大 阿佐田哲也エッセイズ』が刊行中。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480038566/ref=sr_aps_b_/249-5489367-1415555#product-details 坪内祐三、福田和也、リリーフランキーらによる新文芸誌『en-taxi』2号でも http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594603327/qid=1058979900…