2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧
俺を自由にしてくれる。熱くて真面目で一本気な人間臭さに共感や尊敬もあるけれど、無邪気な素直さ、いい意味でのバカさが勝ってるから、しみったれた気分にならないのがいい。「部屋散らかりっぱなしでもいいじゃないか」って気分にしてくれる。生理の強さ…
円熟期といおうか、その後どんどん丸っこく穏やかで透明な感じに向かっていく手前、繊細な中にも、まだリアルタイムの生々しい表情、ディティールを感じさせる。画風を含めたテイストが個人的にいちばん好きなのがこの時期だ。 普通に友達づきあいしながら、…
このところ、表面的な日常はともかく魂は完全にショーケンに支配されてるので、感想書くのがすっかり遅くなってしまったが、先日発売された紡木たくの新刊『THE BEST 読み切り作品集1』を読んだ。 これには今まで単行本未収録だった『17の午後』という短編…
騙されたと思って先日DVDになったアンドレマルローライブhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CBC16/ref=pd_ecs_d_m_a/250-7200176-3562642を一度見て欲しいと思う。スーパースターでかつハードコア、ナントカ系なんてふうに括りようもない、ヤン…
今回ばかりはずっと気になって、見られる限り見てきたけれど、現在の姿をもって、「さすがショーケン」と持ち上げられても、「がっかり」で片付けられても、どちらにしろどうにも歯がゆい気持ちが残る。彼は本当に、やってることも、それ以前に「人間」自体…
AX以来、ショーケンに明け暮れした怒涛のウィークがひとまず終わる。本当にこのところ日記の話題もショーケンづくしで恐縮だけれど、どうか勘弁していただきたい。こんなに手放しで夢中になれる現役ロックアーティストなんて、他に何人もいないし、本当に本…
変に情報感度の過敏な連中が、お互いの気を惹こうとして互いに同じような話題やキーワードに擦り寄り、そこでセコい世間に世界観が閉じちゃってるような様子があまりにも目に付いて、本当に寒々しい気持ちになることが多い。プライドばっかり高くて自信の無…
ショーケンと菊池武夫の対談を読む。2chのショーケンスレッドなどを覗いていても感じる事だけど、「サブカル」なんて言い方で細かくバラける以前の不良や、その話し振りには、何とも言えない色気があって本当に憧れる。誰も彼もがタガが外れている事にはじめ…
昨夜は高円寺ショーボートへ、先日のショーケン復活前夜祭でDJをやっていただいたTAIZANさんhttp://www.pcsu.mfnet.ne.jp/~taizan/のバンドのLIVEを観に行った。 TAIZANさんは、アメリカンルーツミュージックやオールドロックのマニアであり、トラディショナ…
ネット世間には、物事の優劣や善悪を、四角四面に数値化したり割り切ったりしないと安心できないふうな、野暮なヤツが多いよね。一見、屈折やうがち見が横行する場所に見えて、存外に根本の部分で、優等生的な価値判断をしているヤツが多いのに驚く。 裏返せ…
AX以来、熱狂雷舞の余韻やら、ショーケンの体への一抹の不安やらで、今週は全く仕事が手につかないような状態だった。 いろんな人が知らせてくれる感想を総合すると、徐々に調子を上げて来てるみたいで、少しだけ胸をなで下ろしたりしてます。 レポ書いて下…
確かに、今のショーケンは普通じゃないと思う。ただ老いたってことじゃ説明つかないところがある。表情や動きの固さはかなり不自然だし、ステージでのファッションも、不自然な体系を敢えて隠そうとするようなデザインに見えた。 クスリの後遺症とか、抗鬱剤…
オールドショーケンファンには不良っぽい人が多くて、最近のサブカル、オタク人種的な、相対的にいろいろなものを並べて距離を取った消費をするってところが、良くも悪くも希薄だった。「アンチヒーロー」っていうのが本当にメインストリームで、いちばんカ…
声も動きもままならず、かっこつかない状態のままに、それでも必死に受け止めようと頑張るショーケン。感傷的な物言いが、どうにもショーケンに相応しくないんだけれども、あの体調、喉のコンディションで、あれだけ唄を安定させるのは、凄い集中力だと、正…
歌う萩原健一を観ることが出来て、何はさておき感無量。 本当にたった1年前には、ショーケンがまたLIVEやるなんてことは、想像さえできなかった。これはほとんどのファンの共通認識だったはずだから。 そして同時に、こんなにお客さんが凄いライブははじめて…
世間様からは、醜態にみえちゃうのも当然。仕方ないさ。 しょっぱい、いたたまれない気持ちも含めて、というか、そういうとこでこそ、俺達みたいな始末の悪いヤツラにとってショーケンは唯一無二の存在だったんじゃないか。 ていうかね、若い頃は『傷天』に…
クスリも含め、若い頃のヤンチャのダメージを、大きく引きずっているのかな、という感は否めなかったけれど、ヴィヴィッドに生を晒すことでそのまま時代のアイコンとなった人の栄光と悲惨を、今も背負い続けた(続ける)人のリアリティを、苦しさも込みで感…