ここからは本当に、唯の与太として読み飛ばして欲しいんだが

確かに、今のショーケンは普通じゃないと思う。ただ老いたってことじゃ説明つかないところがある。表情や動きの固さはかなり不自然だし、ステージでのファッションも、不自然な体系を敢えて隠そうとするようなデザインに見えた。
クスリの後遺症とか、抗鬱剤などなんらかの治療のための副作用のようにも見えるし、パーキンソン症状とか、神経系の疾患のようにも見える。
正直、もっと深刻な状況なんじゃないかって想像もしてしまう。


それでも、いや、だからこそ敢えて、彼は何事も無かったような顔をして、再びステージに向かったんじゃないか。
そして、そういう無言の気配をみんな無意識にも感じとっているからこそ、ファン達は敢えて、何事も無かったように彼を受け入れ支えていると思う。こう考えると、本当にショーケンらしくて、すべてに説明がついてしまう。それが苦しい。


本当に取り越し苦労の杞憂であってほしい。馬鹿な笑い話になって欲しい。これはあくまで一時の逆境で、往年のなんてことは望まないから、いつものショーケンの表情を取り戻して欲しい。いや、万が一それがかなわなかったとしても、今回のように、彼らしく、戦う姿を見せてくれさえすれば、本当にそれで充分だから。


ある表現者と、こんな関係を結べたことを嬉しく思うし、彼に感謝したい。だからこそ、こうした同情のような感情を、他ならぬ「萩原健一」に対して持った非礼を心から詫びたくなるような、彼なりの新しい戦い方を見せてくれることを、心から待ちたいと思う。


また逢おう きっとだよ