2011-01-01から1年間の記事一覧

『For Everyman/フォーエブリマン vol.1』店頭販売開始

誌面詳細はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20111023 11月より、下記の店舗で発売中です。 神田神保町 東京堂書店 1F一般書フロア http://www.tokyodoshoten.co.jp/ 三省堂本店 4Fリトルマガジンコーナー http://www.books-sanseido.co.jp/sh…

『For Everyman/フォーエブリマン』創刊記念トークショー開催します。

『For Everyman/フォーエブリマン』創刊記念トークショー 11月6日(日)18時〜 高円寺ハチマクラ 奥ギャラリー 出演:河田拓也(本誌編集長) 荻原魚雷 TAIZAN(イラストレーター) ミニLIVE オグラ1000円(1ドリンク付) ※予約、問い合わせは電話かメール…

『For Everyman』創刊記念トークショー 

11.6(日)高円寺ハチマクラ(奥ギャラリー) 出演 河田拓也(本誌編集長) 荻原魚雷 ゲスト オグラ(歌) 夕方6時スタート 1ドリンク付1000円 問い合わせ03-6312-8739(ハチマクラ) http://hachimakura.com/

新雑誌『For Everyman/フォーエブリマン』創刊

3年越しで構想してきた雑誌の第1号が、ようやく刊行の運びとなりました。 創刊号は、旧作日本映画を紹介する特集が並びましたが、今後の号では、文学や音楽、マンガetc…といったジャンルの作家、作品が誌面の中心になることも、また、僕たちの暮らしそのも…

新雑誌『For Everyman/フォーエブリマン』創刊

星野博美『銭湯の女神』『のりたまと煙突』

わずわらしさを厭わず様々な人や土地と付き合い、眺め、肌で感じたものを流さずに、時間をかけてつなぎとめる言葉。 行動にも思考にも、手間と時間を惜しまない自信に裏打ちされた、簡潔できっぱりとした文章。 同時代、それもほとんど同世代に、こんな書き…

ジャクソン・ブラウン&デヴィッド・リンドレー『LOVE IS STRANGE』

高校を出て、地元の県庁所在地に風呂なし四畳半の部屋を借り、フリーターやりながらバンドをやってた頃、キングビスケットレコードという、6、70年代ロックやソウル、ブルース、オールディーズポップスを中心にした品揃えの中古レコード屋によく通っていた…

山田太一『空也上人がいた』

優柔不断な性質に加えて、普段から世の中との関係や縛りが淡い、無責任で個人的な生き方を選んできたから、いつだってそうだと言えばそうなのだが、今のように世の中に中途半端な危機感があると特に、周囲を気にして軽薄に格好の良いことを言い過ぎているの…

『ばらの坂道』ジョージ秋山

『ばらの坂道』を、とうとう読むことが出来た。 70年代初頭のジョージ秋山が『アシュラ』『銭ゲバ』と問題作を連発し、メタフィクション的な『告白』を最後に突然マンガ家を引退、失踪した数ヵ月後、発表された復帰作。 何としても読みたいと思いながら、現…

出崎監督、本当にありがとうございました。

無常も理不尽も、どんな運命も笑って受け止め、最後まで戦う男のリリシズム。ダンディズム。 戴いたものの御恩は計り知れません。 今、まさにこれからが、それを受け取ってきた僕らが試される時だと思っています。 シッポを立てろ!

前回の日記の補足と反省、そして高円寺デモについて

僕は、どちらかというと保守的な人間(政治的に保守というよりも、単に性根が古いタイプの人間)だから、政治的な主義主張の内容以上に、それを主張する上での振舞い方が気になる。 そして、その振舞い方こそが、思想であり文化だと思っている。 どれだけ立…

伊丹万作『戦争責任者の問題』 福田恆存『私の幸福論』所収「自由について」(15日追記)

伊丹万作『戦争責任者の問題』 http://anond.hatelabo.jp/20110413222428 「だまされた」と平気でいうひとたちは戦争中はまだ子供で自分が確立されていなかつたから「だまされた」のであり、今日は、自分が確立できたから、その「だまされた」という事実に気…

斉藤和義「ずっとウソだった」に対する、いきものがかり・水野良樹さんの意見について

まぁ、びくびくして言えないのもなんか違う気がするしな。昨日はそれでもんもんとしていたけど。俺は斉藤和義さんの音楽が大好きだけど、「ずっとウソだった」は大嫌いだよ。 自分の主張を保身することなく自分の方法論でまっすぐに発信するという行為に対す…

『二十四の瞳』(54年 監督 木下恵介)

いつものことではあるけれど、優柔不断で筆が遅いため、やり残しの宿題を気にするようにずっと心に引っかかっているうちに、目の前のことに集中できない時間が重なって、どんどん現実と意識がずれていく。 淀むのが嫌で、無理に押さえ込んで目の前のことにの…

『二十四の瞳』(54年 監督 木下恵介)

震災後感じたネットの問題点 「慌てて買い溜めちゃった」と呟けない空気こそ、最もまずい「同調圧力」なのでは?

地震と津波、そして原発事故から3週間あまりが過ぎた。 地震直後の周囲の様子や報道、自分の行動や心の動きなどを記録しておきたいと思うのだけれど、命にかかわる緊急事態なのかそうでもないのか、もっと心配すべきなのか逆に心配し過ぎなのか、状況が二転…

武田泰淳の回想する関東大震災の一面

関東大震災の日、大揺れや、揺れ返しや、小刻みの振動が続いたあと、寺の周辺の家々からは、思いがけないほど、沢山の大人や子供があらわれてきた。いつもは姿を見せぬ老人や病人が、はじめて陽の光を受けたようによろめき出てきたり、戸板にかつがれて、眼…

山田太一『遠まわりの雨』

昨年3月に放映された山田太一最新の単発ドラマ『遠まわりの雨』を観た。 蒲田で町工場を経営している岸谷五朗と夏川結衣の夫婦。 岸谷は手仕事で金属を自在に加工できる、ヘラ絞りの優秀な職人だが、製造業の衰退で工場はギリギリの経営状態。 そんな時、海…

『時にはいっしょに』(86年 脚本 山田太一)

先週から今週にかけて、CSフジテレビtwoで連日放映してる山田太一86年の連ドラ『時にはいっしょに』を見ていた。細川俊之の父親と伊藤ゆかりの母親に、南野陽子と角田英介の姉弟。大学助教授と専業主婦の家庭の離婚話。 マンガみたいにダンディな風体の細川…