テレビ

TBSドラマ『向田邦子の恋文』

こちらは、やたらともったいぶるだけもったいぶってみせて、実は何もありませんでした、という印象(敢えて言えば、底の浅いスキャンダリズムと大仰なミーハー根性)。久世光彦って、昔からずーっとこうだな。逆に言えばそれだけでここまで凌ぎきっちゃうツ…

これと対称的な意味で印象深かったのは、吉田vsホイス戦。

ホイス、最初の金的まで全部計算ずくだったとは言わないが、そう思わせるくらいの勝ちへの執着と、絡み付くようにねちっこいファイトスタイル。 だれもがなんちゃってベビーフェイスになりたがる今、このヒールとしてのキャラ立ちと根性はあっぱれ。 結果的…

しかし、センチメンタルなことを言っておはずかしいのだが、

曙の試合は見ててキツかった。だいたいの予想はついていたけれど、異国の伝統芸能の世界で横綱にまでのぼりつめた男が、キメ手を全く持たない不利な戦いに、一時の見世物的さらし者を覚悟で臨まなければならないほど追い込まれた原因は、一体何だったのだろ…

「白線流し 二十五歳」を見た。

http://www.fujitv.co.jp/hakusen/index2.html 90年代中盤以降の「北の国から」にも顕著な傾向だったけれど、夢やロマン、あるいは、かつてあった確かなもの、美しいものの側から現在を照射する、という感じが消えて、現実を受け入れながらなんとか生きて行…