同年輩の友人ライターたちとの恒例行事になっていた、年末の私的ベストテン、昨年は書くことができませんでした。 実は２年ほど前、私生活で大きな変化があり、それをきっかけに心身の調子を崩してしまいました。 抑鬱症状が出たことは、以前にも何度かあっ…

１５日新宿ピカデリーにて。 大変な創意と手間と資金が注ぎ込まれた力作、野心作であることは重々承知の上で、正直な感想を言えば、「生きる手応えさえあれば！」というかぐや姫の科白に反し、何ら心に強い手応えを残さず、淡く流れすぎて行ってしまったよう…

予告編で描かれていた、地面が波打ち唸り声をあげるような関東大震災、昭和恐慌の取り付け騒ぎで銀行に群がる群衆たちの描写（そして、これも予告テロップとして流れた「苦難の時代を、当時の若者はどう生きたか」の言葉）などを観て、これは零戦に象徴され…