2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

故芹沢博文九段の観戦記は、講談社文芸文庫に収めてもいいのではないかと思っている。

http://d.hatena.ne.jp/inainaba/20040829 「禁煙」キーワードのリンクを見回っていて、思わぬ副産物。 ご見識に敬意を表して、リンクさせていただきます。 これは俺も是非出して欲しいなあ。 将棋へのまっすぐな愛とプライドゆえに、それにがんじがらめにも…

講談社文芸文庫 色川武大『狂人日記』 9月11日発売

http://www.taiyosha.co.jp/bunko/bunko0409_cyo1.html なにはともあれ、昨年あたりからの復刊ラッシュは目出度いかぎり。 下の「ジョゼと虎と魚たち」の文章http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20040817に引っかかった方にも、お薦め。

禁煙、嫌煙の不思議な広がり

近頃、もっとも不愉快なのは、嫌煙権をふりまわす連中のことだ。四人家族で、そのうち三人までが煙草を吸わないから、一人のために三人が迷惑することはない、家計の無駄だ、そういって所帯主の喫煙を禁じたという家庭の話をきいた。女房は、これでせいせい…

思想を奉ずることだけが「立場」じゃない!

TomoMachi 『なんかいろいろカン違いして、勝手にからまれてるみたいなんですが、オレはいつも庶民としてのリアリズムを語っているだけであって、別に何の思想も理想もありません。勝手に押し付けないでくれますか? そのへんは、こないだ出した本読んでくれ…

ところで、予想どおりというか

『華氏911』の公開、ヒットと共に、一歩引いた感じの意見が次々に出てきたようだ。 距離の取れてる冷静な意見が出てくること自体は良い事だし、誰も彼もがブッシュ批判や風刺ギャグに熱くなる必要もない。 一時の盛り上がりがピークに達すると、反動で醒…

文藝春秋9月号 特集「日本を震撼させた57冊」を読む

期待していた、呉智英×福田恒存『平和論にたいする疑問』、鶴見俊輔×吉田満『戦艦大和ノ最期』、浅羽通明×浅田彰『逃走論』あたりは、短文ながら力が籠っていて予想以上に面白かった(他にも、久世光彦による坂口安吾『堕落論』など、天皇の人間宣言直後に着…

ジョゼと虎と魚たち

中途半端な「善意」や「理解」のそぶりは、時にまったくの「悪意」や「無理解」よりも、はるかにタチが悪い。 音楽を担当したくるりというバンドの、穏当で、かつしっかりと目配りも小回りもきいている(そして、それがこれ見よがしじゃない程度に、「引き算…

『アフリカの光』エヴァンジェリストを自認する俺としては

嬉しい感想を発見。 http://d.hatena.ne.jp/pegawa/20040803

「ワンカップ大関」CM集

http://kenichir.hp.infoseek.co.jp/cm6.html トンチ効いてて最高。 神代辰巳フリークも、一見の価値ありです。 マリリンさんは神!

エンター ザ パンサー ライブ イン 2003

http://www.vap.co.jp/etpl/index.html http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002ADJA6/qid=1092389774/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-6507443-3150710 去年のショーケン復活LIVEがDVDになった。 http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20031118 正直言って…

『別冊 近代麻雀』休刊!

http://kinma.takeshobo.co.jp/bekkin/ 新創刊の時、 「(阿佐田哲也の)『雀師流転』連載終了までは、なんとか持ちこたえて欲しいところ...」 なんて、気軽に書き飛ばしてしまった不明を恥じます。 http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20040319#p2 連載終…

町山ブログ 継続を希望する

町山さんが、コメント欄の廃止、または日記そのものの停止を考えられている様子。 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040806 とるものもとりあえず、エールを送りたい。 ここを読んで下さっている方々はご存知なように、挑発的なリファでお騒がせした僕にも…

初夏あたりから、ブリジストンのCMで、ジャニス・ジョプリンのサマータイムが流れている。

このCM自体は、車の映像にジャニスって取りあわせがどうもミスマッチというのか、ロック世代オヤジのためのナツメロの一曲として適当にあてがわれてるくらいの印象で、どうにも広告臭さの方が前に出ていてもうひとつピンと来ないけれど、周りの反響を見る限…

もう一つ追加

あと、narkoさんが「正しさにあぐらをかいた」団塊世代批判を書いているけど、彼らの大方の正しさって「場の空気」「時代の空気」ってことでしかなかった。だから、6、70年代に反体制気取るのも、その後のバブルな生き方にも、根本的な転向はない。「場の空…

あと、論旨としては蛇足だけど追加。

松田優作に関しては、確かにカウンターカルチャー的なわかりやすいメッセージはない。 70年代の仕事も、シラケ世代、挫折の世代のアンニュイや捨て鉢を体現したショーケンなんかにくらべると、戯画化されたアクションスターって感じで、当時の映画青年の評価…

id:narkoさんのトラックバックに応えて

http://d.hatena.ne.jp/narko/20040808 コメント欄より転載&加筆 いや、ここは乱暴に言い切るけど、カウンターカルチャーは結局「正しくなかった」んだよ。大方のヤツは結局誠実に自分を省みることができなかったし、誠実にそれをやった人は、その中で自分…

この「愛国」イデオロギー(に限らず、ほんとは「自由」でも「平等」でも何でも)と民主的大衆の話に関連して

面白い! http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040807 「日比谷公園から重慶サッカー場へ」と前回仮題につけた「日比谷公園」とは・・・・そう、日露戦争講和の内容が屈辱的だとして戦争継続を叫ぶ群衆が、警察や新聞社を焼き討ちした事件の現場という意味だ。 …

追加 8月4日分へのトラックバックに応えて

http://d.hatena.ne.jp/kikori2660/20040807まず、挑発的な書き方をしたにも関わらず、冷静な対応いただき感謝。 ちょっとあなたを誤解してたみたいですね。 ただ、「愛国者」クン、に、侮蔑の意図は、はっきりありました。 確かに、俺のナショナリズムを求…

予告です

俺の大雑把な印象でしかないんだけど、岡田さんに限らず、オタク第一世代の人たちっていうのは、なんだか「曖昧な弱さ」「グレーゾーン」を嫌って、自分の思想をはっきり押し通すために、すごく観念的で極端なことになってんなあ...と感じることがどうも多い…

narkoさんのトラックバックに応え、岡田斗司夫さんについて

http://d.hatena.ne.jp/narko/20040802 http://d.hatena.ne.jp/narko/20040803 まず、 正直、マイケルムーアの件に関してはアメリカに住んでない人が言うべきじゃないって気がするんですよね。もしマイケル・ムーアがルール違反してるなら。他のテレビ局はど…

続 「面白い」と「正しい」は違う!

じぶんで、したことは、そのように、はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。じぶんで、そうしても、他のおこないをしたく思って、にんげんは、こうしなければならぬ、などとおっしゃっているうちは、にんげんの底からの革命が、いつまで…

最後に、岡田斗司夫氏について。

さっきも書いたとおり、今のアメリカの情勢とかドキュメンタリー云々についてはどうでもいいんだが、下で書いた、マンガ夜話『ボーダー』の件。 http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20040705 http://www.ringolab.com/note/natsume/7月2、3日分への言及…

このあたりの僕の考えをまとめる意味で、

以前引用した福田恒存の言葉を再度。 「民主主義は最善の社会を宰す最善の方法ではなく、唯単に最悪の事態を避ける為の消極的=防衛的方法に過ぎない、もしこれを最善の方法と考へたとしたら、民主主義ほど始末に負へぬ代物は他に無いであらう。」 「悪を抑…

放送の公平原則を巡っての町山さんの日記に

gryphon氏が凄くいい問題提起をしていて、面白い展開になるかなと思ったら、その後町山さん曖昧に誤魔化すばかりなので、とても残念だ。http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040725 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040730 これについては、放送で物を言える…