無理をしない落ち着いた生き方への願望

これ以上あまり欲しいものも無いし、過ぎた便利や進歩発展に幸福を感じられなくなると、行け行けどんどんの世の中では無くなるかわりに、いろんなものを互いにリサイクルしたりシェアしたりしながら、多少手間をかけて小さく緩く生きる時代になるのでは無いか…と漠然と思っていた。
しかし、テクノロジーの際限ない発達や、国や企業間の競争の事情だかで、どうもそうなっていかない。無理に無理を重ねて、人心を虚しく荒涼とさせてまで勝とうとしなくても、程よく負けていくこと、降りていくことは出来ないものかとやはり漠然と思うのだが、こんなハングリーさに欠けた人間である時点で、是が非でもという欲を持つ人々に対抗出来るはずも無いのかもしれない。