強引で爪先立ったポジティブシンキング

夢と金を語る本にも、ガン闘病記にも、昨今のベストセラーに共に感じるのは、爪先立ったポジティブシンキングの強引さ。
でも、張り詰めたものは半面脆いというのも、金や成功と縁の無い、凡愚な自分の半生での実感。とはいえ、張り詰める必要のあるときが、人生にはままあるけれど。
自分にとっての読書は良くも悪くも、有用や即効性とは別の贅沢。

そんな贅沢をしたから、うまく行くとか、失敗をしないというものでもまったく無いのだが。