『らんまん』やっぱり好きだな

『らんまん』やっぱり好きだな。人々の遠慮や迷いやが、否定的に描かれないのがいい。登場人物たちを主義主張の道具にすることのない、それぞれの条件や事情への作り手の謙虚で優しい姿勢が嬉しい。
演出にも脚本にも演技にも、オーソドックスな落ち着きがある。気持ちの動きに、不自然な加工や作意を感じない。こういうことに自分は飢えていたのかと気づかせてくれる、主張を押し付けるのでなく姿勢に希望を感じさせてくれるドラマ。