反逆のカリスマってよりも...


イベントで流す過去のワイドショー映像を整理していたんだけど、いやあ、やっぱり昔のショーケンカッコイイわ。スキャンダルや会見自体が芝居の大舞台として成立しちゃってて、すっかり見入ってしまいました。


時代もあって、今見ると年齢のわりにかなり慇懃にかしこまった語り方。
真面目さ、必死さ、神妙さをかなり演技してるような芝居っ気も透けて見えたりするんだけど、それも含めてどこかヤンチャ坊主っぽい愛嬌があって、周りはつい贔屓したくなっちゃうだろうなって空気が思いきり漂ってる。
反逆のカリスマというよりは天然アイドルだよなァ、とあらためて思った。「映画」「芸能人」「カウンターカルチャー」、それぞれが「スペシャルなもの」だった時代の後光が差しまくってるよ。
選ばれた者が、プロの世界にに囲まれて磨かれている風情の安定感が、現在から見ると尚更懐かしく、眩しい。
(中でも、フライデー記者殴打事件の時の、神代さんや連城さん、高田さんに囲まれての会見なんか、俺にとっては神話の世界だ!)


これで梯子はずされちゃったら、そりゃ大変だよ。
こうした場の空気自体を肌で知らない世代にとっては、時代遅れの我侭にしか見えないんだろうなとも思うが、何もかも並列って、やっぱりどこか貧しいよなァ...
「落差」自体を求める気持ちって、状況に関わらず消えることが無いんだから、内心求めつつ否定しあってると、どうしても荒みと寒々しい貧しさだけが残ってしまうんだな。


結局また「今が嫌い」な話になってしまった...