『祭のあとにさすらいの日々を』始末

bakuhatugoro2005-03-31



引越しのドタバタですっかりご挨拶が遅れてしまいましたが(しかし今回の引越し作業はキツかった!)、先日は「祭ばやしが聞こえるvol.4 乾亨30回忌 祭のあとにさすらいの日々を」に、多数のご来場いただきありがとうございました。
おかげさまで超満員。後から聞いた話だと入れずに帰られたり、酸欠で調子が悪くなられた方もいらっしゃったようで、段取り不足お詫びいたします(『傷天』イベントやるには、ちょっと場所が狭かったか...)。


終わってみると、他にも反省点いろいろあり。
今回、お客さんの年齢層を見て更に再認識したんだけれど、子供の頃にリアルタイムで『傷天』を見て、その流れでずっとショーケンが好きっていう先輩方と、純粋に『傷だらけの天使』ってドラマが好きな後追い世代とで、雰囲気がかなりきっぱり分かれるんですね。
今回は選曲も、ドラマの劇中使用曲を中心に、DJイベントとしては相当に異色だったと思うし、ショーケンファンにとっても、GS→傷天っていうスタイリッシュ、レトロモダンな格好良さを求めてやってきた若い人たちにも、ちょっとキツかったかなと。


そのあたり、結果的にはショーケンファンサイト周りの先輩方にお借りした『傷天』NG版OPやニューイヤーロックフェス飛び入り出演時のライブ、PYGのライブやテレビ出演して「一人」を歌う尭之さんなど、レア映像の威力(本当に感謝!)で何とかご満足いただけたみたいですが、DJがうまく機能していたとは正直あまり思えない(そのあたりは、ゲストで回していただいた日野さん、永田さんにはかなり申し訳なかったと思ってます)。
自分の意図としては、「涙の操」や「私祈ってます」と「10ワットの恋人」や「私自身」(更には寿々木米若の浪曲や一条さゆりのベッドショーまで...)を普通に繋いじゃうことで、演歌もロックもAOR浪花節もニューシネマも渾然一体だったからこその『傷天』とその時代の懐深い面白さを再現したかったんだけど、そういう方向をちゃんとイベントとして表現するには、まだまだ回を重ねる必要がありそうです。


真ん中にショーケンを置いて企画してきた「祭ばやしが聞こえる」ですが、今後は日テレアクション、東映実録やくざ、日活アクション、ロマンポルノ、6、70年代歌謡曲、日本のロックなどなど間口広く、しかし中心に「情けの深さ」をはずさない「男泣き劇場」として展開していきたいと思います。


次回は、『前略』の30周年になるのか、東京シンヂケート熊ん子ちゃん提唱のゴジイベントか(関連曲の数少なすぎるから、映像orトークイベントになりそう)。個人的には神代辰巳没10年にかけて、ショーケン&神代もやりたいところ。
早速次の企画に入りたいと思いますので、皆様今後とも何卒よろしく!