未熟な心を追い詰めない緩くて広い価値観を

極端な物の見方が正義や常識になっていると、経験や言葉の蓄積を持たない子供は特に、そこからはみ出している自分をおかしいんじゃないか?と、内心を誰にも明かせないまま自責に苦しむ。そんな記憶のある人は、自分を許して救われたように、他の誰かも許したいと願うのではないか。容易く人を裁きにくくなるのではないか。
そんなふうに、なるべく世の中の価値観は広く緩く担保しておきたい。