異論に独りで対峙出来ない人間の弱さ

不愉快だけれど何だか痛いところを突かれてる気もする言葉にぶつかって落ち着かないから、仲間に漏らす。「何だかあれ気持ち悪いんだよね」「実は俺もそう思ってた」「そういえばあいつは前から…」
朝鮮人が井戸に毒を入れているなんて噂も、誰かの怯えの伝言ゲームが、こんなふうに広がったんじゃないか。
人間のやることに、立場や思想の違いはない。