「弱者の符丁」に殺到する権力

思想や立場の上下左右にかかわらず、政治的に影響力を持とうとする集団が、権力や金の流れに強引に食い込んで掌握しようとすることは、良いこととは言わないが、人の世の常だなとは思う。ただ、女性支援を看板とするNPOによる傍若無人が、他の陣営の同様の行為に比べ、まったく報道メディアから無視されている様子を見ると、今何がアンタッチャブルな真の権力なのかを痛感せざるを得ない。
女性や弱者が権力だというのではない。そうした「弱者の符丁」へと殺到し振りかざす(マスコミや知識人を含めた)群集こそが、最も始末に負えない権力であり、異論を許さない現在の全体主義なのだと。