6日追記

mixiの方で感想をやりとりしていた敬愛するマイミクさんから、「今ヤマトを作るなら、「ロッキー」や「がんばれベアーズ」のような、敗者の失地回復ものという部分を軸にすべきではないか」という意見を伺い、これは本当にその通りだなと思った。
(まさにパート1も、古代たち70年代当時風の若者が、前時代の負い目を背負った沖田艦長によって束ね、鍛えられて、巨大な使命を成し遂げるドラマだった)
上の本文では、背後に「個人を超えたもの」を背負った人間たちの「重み」の 欠如を力点に語ったけれど、むしろ巨大な敵や宇宙の神秘を魅力的に描き、それに対して知恵と気合で懸命に立ち向かっていくシュチェーションを丁寧に積み重ねれば、重さも緊張感も、そしてそれが孕む「映画的なワクワク」も、自然に生じたのではなかったかとも思う。