宮本ブチキレ騒動の気持ち悪さ

日記で書いた息苦しさにちょっと関連するが、エレカシの宮本がラジオの女性パーソナリティに対して生放送でブチキレたことが、ネット上でちょっとした話題になっている。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=816460&media_id=59&m=1&ref=news%3Aright%3Aaccess


件の放送はyoutubeにもupされてるのだが、
http://www.youtube.com/watch?v=aKr0mCOXZ1I
http://www.youtube.com/watch?v=EAUMcNeQzW4
これを聴いた限り、女性の方にまったく悪意はなく、「一見ぶっきらぼうだが内容は詰まってる」くらいの賛辞を、料理の比喩で話してるだけ。これにマジギレする宮本は、はっきり言ってオカシイ。


このこと自体は、正直自分にはどうでもいいニュースなんだけど、「宮本を支持する声が圧倒的に多い。」というくだりが、どうも気になった。
記事自体に、バンドを売ってる側の都合が入ってるのかもしれないけど、これ、どう考えてもスタッフは謝罪すべき場面だろう。
アーティストの言動だから、このくらいエキセントリックな方が面白いという意見もあるだろうが、自分はエレカシをまったく認めていないのでそうは思わない。ただ、裕也さんや勝新がこの種のことをやったら(彼らはもっと、サービス精神旺盛だし、やるなら面白くやると思うが)、結構楽しんじゃっただろうとも思う。ただ、これは趣味の問題だから、彼らを認めない人がそう思わないことは仕方がないし、その時に「女性パーソナリティーが悪い」とはならない。むしろ「不運でしたね」って同情するくらい。


熱狂的な信仰の現場には、部外者は醒めた気持ちになるものだが、世の中これだけ趣味や生活がバラバラで、お互いのそれに関心がない中、流通するのは熱狂的な人間の声だけで、その他大勢は無関心、仕掛ける側も、信者に媚びて気持ちよくすることしか考えないという、かなり気持ち悪いループが出来てるんじゃないかと思った。