こちらでの告知が遅れましたが、

先日発売になったPANTA&HALボックスhttp://www.hayabusa-landings.com/pantahal.html#ponyの、『TKO NIGHT LIGHT』のライナーと、DVD『Fighting80』ライナーの住友利行氏(元TVKディレクター)インタビューを担当しました(これは現存する唯一のHALの映像!必見です)。
『TKO』の方は、ゴジ長谷川和彦監督の「太陽を盗んだ男」に絡めて、HALの音が生まれる背景になった79年頃、平和で微温的な、エアポケットのような時代の空気と、その後、なし崩しの消費個人主義を経ての、彼らの見え方、聞こえ方の変化について、掘り下げてみました(考えてみると、公式にある程度つっこんでゴジについて書いたのは、これがはじめてだ)。


PANTA&HALの一連の作品は、『PANTAX'WORLD』『走れ熱いなら』の初期ソロ2作とともに(『走れ熱いなら』のライナーは、電氣アジール日録http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/のgaikichiこと佐藤賢二君が担当しています)が、ボックスにはミュージックマガジンライターの志田歩さんhttp://www.bekkoame.ne.jp/~shida-a/らによる、入魂のブックレット(同時代のロック全体の状況の中で公平に関連付けつつ、メンバー間の有機的な関係の中での音楽の成り立ちが見事に掘り下げられている、掛け値なく日本のロック史における第一級の資料と言っていい、素晴らしい内容です)が封入されており、懐に余裕のある方には、是非こちらがおすすめです。


よろしく!


PANTA & HAL BOX

PANTA & HAL BOX


TKO NIGHT LIGHT(紙ジャケット仕様)

TKO NIGHT LIGHT(紙ジャケット仕様)