Hotwax―日本の映画とロックと歌謡曲
渡哲也と梶芽衣子が中心になった「日活ニューアクション」を特集(次号は梶芽衣子特集らしい!)。
早速影響されて、『大幹部無頼』観ました。
確か深作監督はどこかで梶芽衣子を「レズっぽい」って言われてたけど、渡の持ち味も童貞臭い清潔さと朴念仁ぶり(そこから、他の日活スター達には無い、陰惨と背中合わせの迫力が生まれている)。
その深作の元で、孤独でストイック、直線的でアナーキーな二人が、その先にある孤立、荒み、破滅も込みで、リアリズムで突き詰めまくった「臨界点」が、大陸引き上げ者の刑事と日韓ハーフのやくざの女の交情を描いた、あの『やくざの墓場 くちなしの花』。
来るべき渡哲也特集では、そこまできっちり押さえて欲しいところ(というか、俺が書きたい!)。
関連
http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20040605
http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20040623
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