新潮文庫の新刊が渋い!


ジャズエイジの大立者カルヴィン・トムキンズの自伝『優雅な生活が最高の復讐である』が出た時もシブい!と思ったけど、今月は小林旭『さすらい』、佐々木嘉信『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』と、昭和史の口述証言ものが2冊並んでいて即買い。『さすらい』は、異常に形容詞の少ないアキラ節がミもフタもなく爽快で、単行本を発売時に買っていたが、今回も渡り鳥時代のカッコイイ表紙写真に惹かれてゲット。
今後は『シシド 小説・日活撮影所』や『破滅 梅川昭美の三十年』あたりも続けて文庫化してもらいたい(あと、ジャズエイジといえば、角川文庫版『夜はやさし』の訳は「あんまり」だと思うので、是非新訳の企画をお願いしたいところ)。


さすらい (新潮文庫)

さすらい (新潮文庫)


刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫)


優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)

優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫)