2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ショーケン」という孤独

http://www.tvlife.jp/news/090912_02.phpどうも、一つ前の日記では、きついことを書きすぎてしまったかもしれないと、ちょっと反省している。 阿久悠が、日本人の「含羞」と「節度」を丁寧に歌い込んだ「時代おくれ」を、ショーケンが自身の復帰と、世間向…

時代おくれ?

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/09/11/04.html http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/entertainment/showbiz/120090911004.html?fr=rk最近のショーケンの復帰への旺盛な意欲はファンとしては素直に嬉しいし、『時代おくれ』は本当に大…

関連メモ 「シナリオ」73年10月号 笠原和夫『仁義考』より

海軍の町呉に、「カシメ」という職業があった。造船所や工場の鉄柱を組み立てる時、接合部分を鋲で締める仕事である。今は溶接とかボルト締めになったので、カシメ業も衰退してしまったが、戦前は下請けの「アナヤ」なども含め数百人の若衆を抱える大一家だ…

小林まこと『関の弥太ッぺ』 佐藤忠男『長谷川伸論 義理人情とは何か』

恥ずかしながら、原作の長谷川伸の戯曲を読んだことがなかったのだが、かつての東映での山下耕作×中村錦之助による映画化作品に比べて、冗長な「泣き」の場面を整理して、爽やかな男らしさに的を絞った描き方で、行間を語り過ぎない、リズムとテンポが心地い…