2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

続『サマーウォーズ』について(または「あなたに褒められたくて」)16日追記

上では、「細田監督はじめ製作者たちは、実は田舎や大家族を描くこと自体に、強い思いを持っていないんじゃないか」という書き方をしたけれど、数日感想を反すうするうちに、少し考えが変わってきた。 彼らはもともと、かつての地域共同体や大家族に思い入れ…

サマーウォーズ(または『緋牡丹博徒』の復活!)

世評の高かった細田監督の前作「時をかける少女」に、フラットな人間特有の思い上がりのようなものを感じ、自分が大事にしている部分でかなり重大な違和感を持っていたので、それなりに身構えた観方をしていたはずなのだが、いやいや…見事にやられました。 …

「男一代菩薩道2〜佐々井秀嶺44年ぶりの帰郷〜」

12日深夜 02:38〜03:38 フジテレビ「NONFIX」にて放映。 http://wwwz.fujitv.co.jp/nonfix/library/2009/586.html 護国寺の来日講演会行けなかった方、当ブログでの紹介で多少でも興味をもたれた方は、是非。 http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/200906…

平凡倶楽部 「戦争を描くという事」 こうの史代

http://blog.heibonsha.co.jp/heibonclub/000156.html 「ところで私は戦争ものが大嫌いだ。しかし見たくもないままでは描けないので、自分で何故嫌いなのか考えてみることにした。でまず思ったのは、つじつまが合わないように見える。そして、不自由である。…

あのふざけた中産階級のガキ共をぶちのめすために

「問題のある人物や組織でも力を持っていれば後難を恐れて見て見ぬふりをするか、時には持ち上げる。そのくせ国家権力のお墨付きを得たとたん各社横並びの袋叩きに転じる。権力のチェック機能であることを自ら放棄し、進んで権力の大衆操作機能であろうとす…

レスラー

テアトルタイムズスクエアにて、公開終了間際の滑り込み鑑賞。 僕の周りでは、大方の映画ファンの熱狂の一方で、プロレスファンが一様に微妙な表情を見せている本作ですが、どちらかというと前者寄りの自分にとっても、もうひとつ釈然としないものが残る内容…