2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

清志郎の「JUMP」

清志郎についても、少し追記。 元有頂天のケラが(と書いた方が、今の名前よりも自分には馴染みが良い)ブログで、「彼の歌う「スローバラード」がある時期から以前ほど切実に響かなくなってから、あまり清志郎を聴かなくなった」「彼はこれ以上ないくらい世…

『この世界の片隅に 下』 感想の続き。

http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20090507#p1からの続きです。 先日書いた『この世界の片隅に』の感想に、mixiの方でたくさんのコメントをいただきました。 みなさんとやりとりの中で刺激される形で、漠然としていたた思いをかなり形にすることができた…

BS再放送 渥美清 寅さん勤続25年

東京人っていうか、街場育ちっていいますかね、 こういう人間は不自由ですよね。 不自由に生きてるところがありますよね。精神構造が。 これは、地方の人には、説明してもわかって貰えないんです。 ごく少数の、街場の、軒の低い、 東京のそういう、下町で育…

『この世界の片隅に 下』の感想と、清志郎の死について少し

自分がこんなにも、戦前の人々の思いや、暮らしぶりといったものに拘るようになったのは何故だろう。 幼い頃から、明治生まれの母方の祖母と同居し、両親以上に親しい存在だったことがまず大きいと思う。 加えて、個人の自由や平等というものが絶対の正義の…

グラン・トリノ

戦争の地獄と戦時中の息苦しさを潜った結果、「何がどうあろうと、とにかく戦争だけは嫌だ」という、骨がらみの厭戦とある種のリベラリズムを身につけた人たちが、日本にもいる。映画の世界で言えば、例えば池部良、岡本喜八、殿山泰司といった人たち。 僕は…