2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月の光 2

都市部ではもうずっと当たり前のことだと思うが、今回の伯母の葬儀は通夜から斎場を借りて行ったので、傍目にもかなり楽になったなと思う。 数年前、実家で親族の葬式を出した時には、経済的な都合もあって、自宅と近所の公民館を借りてやったから大変だった…

8月の光 1

父方の伯母の葬儀のため、また先週末帰省してきた。 こちらでの、日常非日常、仕事と趣味が地続きのまま、平気で混濁しっぱなしの毎日と、あちらに放ったらかしてある現実の間に宙ぶらりんになる落ち着かなさのため、道中、何か胸に響く読書がしたくなる。 …

猫と子供

漱石の『永日小品』に入っている『猫の墓』という文章が好きだ。 ものうさの度をある所まで通り越して、動かなければ淋しいが、動くと尚淋しいので、我慢して、じっと辛抱しているように見えた。その眼つきは、いつでも庭の植え込みを見ているが、彼れはおそ…

野球、ちばあきお、大島弓子

今年は高校野球が面白かった。 まるで、『キャプテン』や『プレイボール』を読んでるみたいに、面白い試合が多かった。 面白かったと言っても、今の俺は日常的に地上波放送を観る習慣が無くなっているので、近所の定食屋のテレビで昼飯食いながらたまたま観…

続・小心、繊細なお人よし達の話

高校の頃、こんなことがあった。 3年生時の体育祭。俺の母校では毎年応援合戦を派手にやるのが恒例になっていたのだが、夏休み中もかなりの日数を使って練習するので、受験前の3年生にはキツい。特に応援団長には相当な負担がかかる。 自分のクラスは男子の…

小心、繊細なお人よし達の話

「淡白で、手先が器用で、きれい好きなところが身上だが、他人のことが目につき、重箱のすみをせせって、小さな争いがたえず、心にしまって、我慢ということができない。 よその土地にゆけばわが郷土人の性質がはっきりわかるものだ。日本人同士はいつもいが…

最近の諸々

●亀田興穀のタイトル戦。 はじめて面白く観た。これでようやく「始まった」って感じだ。 相変わらず上体は固いし、攻めの詰めは甘い。 かつての鬼塚を思わせるような、不器用なファイトスタイル。 でも、パワーと根性は確実にある。 初回のダウンからの立ち…