2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

追記

いろいろ感想見て回ってみると、山崎にストレートに憧れる声が多くてちょっと驚く。大学生向けの尊敬する企業家アンケートで、逮捕後の今も堀江が上位につけていたのと合わせて印象的で、ちょっと複雑な気持ちになる。 同様の印象は、ドラマの製作者にもちょ…

「光クラブ」のドラマ

「ザ!世界仰天ニュース 緊急特別版 落ちた偶像 光クラブ事件」を観る。 バラエティー枠内でのやっつけ企画だろうとあまり期待せずに観たら、結構気合いが入った作りで楽しめた。 実話再現ものだから当たり前と言えば当たり前だけれど、ピカレスクロマンとい…

映画三国志 90年日本テレビ 脚本笠原和夫 演出舛田利雄

90年に金曜ロードショー枠で放映されたらしい、笠原和夫脚本、舛田利雄演出による、岡田茂東映相談役の半生記のドラマ化。自分は存在をまったく知らず、別件のネット検索中たまたま発見。大下英治による原作も未読。 製作時期も時期な上、主演が中村雅俊だっ…

『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』(70年日活 監督 藤田敏八)

このところ、渡、渡瀬兄弟の映画ばかり観てる気がする。 (この二人の共演、映画だけじゃなく雑誌の対談企画なんかでもまったく見たことがない気がするんだけど、何か事情があるんだろうか?) 中でも渡主演の日活ニューアクション『新宿アウトロー ぶっ飛ば…

高木彬光シリーズ 白昼の死角

週遅れの話になってしまったが、週刊新潮の中吊りコピーに「大目玉を食った村上世彰」とデカデカとあって、これが何だか凄く嫌だった。 偏屈保守オヤジ層御用達の週刊新潮が村上やホリエを叩くのは当然だとしても、主語の無い表現に何とも大衆的なみみっちさ…

素晴らしき日曜日(47年東宝 監督 黒澤明)

正直、構えの大きさとパワーに圧倒されこそすれ、決して黒澤映画のファンとは言えない。 むしろ、「どうだ!」と言わんばかりの大仰な演出に、これ見よがしな高飛車さを感じて、苦手だったと言っていい。 ストーリーも、その多くは映画が最大公約数にとって…

笠原和夫の遺作

笠原和夫最晩年の未映画化シナリオ『仰げば尊し』を読む。 昨年、笠原真喜子さんに取材した時、自腹で映画化権を買い取り、一度企画が流れた後も自身で監督するプランを持っていたとの話を伺っていたし、『昭和の劇』でも「僕は本来、こういうのをやりたかっ…